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2040独立自尊プロジェクト IMPACTISM
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【学生記事】2040独立自尊プロジェクトと共に見つけていく、2040年の私と世界

by 2040独立自尊PJ
2024年1月4日
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初めまして、京都大学総合人間学部二回生の合崎颯太と申します。

大学ではコンピュータと哲学について学んでおり、特にメディア技術に興味があるので学外の活動として、メディアアートの作成展示や、勉強会の開催、イベントへの協力などをしています。また一年の休学経験があり、その間はスタートアップ起業家として活動していました。

2040クエストに出展させていただいた際に「2040年、どうなっていて欲しいか?」という質問をされた時、咄嗟に「自分が幸せならいい」と答えたことが心に残っています。それについて考えながら、自分と2040独立自尊プロジェクトとの出会いや自分に起こった変化、そして自分が今思っている2040年像を、参加させていただいている学生メンバーの1人としてお届けできたらと思います。

合崎颯太(あいざき・そうた)

京都大学総合人間学部二年生。愛知県名古屋市出身。メディア技術に興味を持ち、学習の傍ら勉強会や制作物、メディアアートの展示を行っている。大学二年目に休学し上京、株式会社Scintillateを起業し代表取締役として活動。現在その会社は休眠し、復学済。2022年5月より2040独立自尊プロジェクトに参加。

京都の大学生がなぜ2040独立自尊プロジェクトに?

私は小さい頃から音楽が好きでした。人生の色々な時にアーティスたちが作る音楽に勇気づけられ、ここまで生きてきました。そしてじきに彼らのように自己表現を通して他人を元気付けられたらいいなと思うようになり、起業家を志しました。大学一年の時にインターンからビジネスコンテストまで色々なことを経験し、大学2年に上がるときに休学して上京、起業しました。2040PJとの出会いもその時です。CICのイベントを見ていた時に、宇宙飛行士の山崎直子さんが出演するイベントがあることを知り、宇宙が好きだったので参加したことがきっかけでした。そこから京都に帰るまでの間、2040PJのイベントに積極的に参加していました。1人で上京してきた自分を暖かく受け入れてくれ、かつ色々な経験をさせていただいたことにすごく感謝しています。特に記憶に残っているのは学生イベントです。たくさんの参加者の前でマイクを持ち自分のピッチをしたり、トークイベントに参加したりする経験は自分にとって学びの多いものになりました。また、どんどん参加者を増やして拡大していく2040独立自尊プロジェクトを近くで見ていて、驚いたことを覚えています。

学生イベント時の写真。プロジェクト内の学生同士が協力して、CICtokyoで行われた。

挑戦の結果

その後自分のスタートアップを継続することを断念し、東南アジアでバックパッカーをした後、最初に休学してから一年後に復学しました。これは自分の人生の中で一番の挫折体験で、特に十二月は家から出られない日々が続きました。何にも希望が持てない日々の中、それでもなんとかしなくてはと、生きることや、自分と社会のことや、他人と関わることについて必死に学び、考えました。その中でもカンボジアで出会ったおじいさんに「人を幸せにしたいのならば、人の幸せなんて考えなくていい。自分が一番幸せになって、心を開いて行動していれば勝手に周りが幸せになっていくのだよ」と言われたことがすごく心に残っています。今も迷い続けてはいますが、それでもこの言葉は私の人生に大きなヒントとなり、同時に大きな救いだったと思います。

目的も無く逃げるように飛び出した旅は、たくさんの出会いと気づきを与えてくれた。

次の挑戦と、2040独立自尊プロジェクト

そして今私は、メディア技術に興味を持っています。私はメディア技術の力を「そこにないものを想起させる力」だと考えています。どんなに落ち込んでいても、どんなに悩んでいて

もヘッドホンをつけて音楽を流せば、宇宙や、草原や、オーロラの下に一瞬で連れて行かれ、心が晴れていきます。そんな経験の中で、そこにはない遠い彼方のものや人を思い浮かべてみたり、友情や勇気など抽象的な、そして大切な概念を学んだりする中で、私は元気をもらいます。そしてそれを糧にまた現実に立ち向かっていきます。今までの人生をこのメディア技術の「想起させる力」に支えられながら、ここまで生きてきました。そして自分が感じるこの感覚をもっと強いものにしたい、またいつか誰かにわかってほしい、そう思いたどり着いたのがメディア技術です。例えば好きな音楽をもっと音質のいいヘッドホンで聞くことができれば、その音楽は自分にもっと力を与えてくれると思います。もっと直感的な操作で、そしてもっと没入感のある体験でメディア技術が想起させる世界に触れることができれば、その力をさらに活用し、その世界にある美しいものに思いを馳せ、日々を生き抜く希望をもらうことができるのではないか、そう思いながら日々メディア技術を勉強しています。

過去に作った作品、GIS内部を鳥のように飛ぶことができる。

本や論文に触れ学習していく傍ら、実際に実践制作をしていきたいと考えています。京都に戻った後も2040独立自尊プロジェクトと関わらせていただいており、前期のプロジェクトとしてメディア勉強会を開催させていただきました。先生方や学生の方、企業の方と共にメディア技術史を振り返ることを通してメディアの持つ特性、メディアと社会の関わりなどについて考えました。また、2040クエストでは上記の勉強会の発表と、自分で作成した豆電球ディスプレイの展示を行いました。映像表現における不可視光線の役割を考えながら制作してみた、アートのような、研究のようなものなのですが、出展させていただいたこと自体がすごく大きな学びになりました。(展示したポスター)特に、2040独立自尊プロジェクトに所属している多数の研究グループの方々の出展を拝見することが自分にとって大きな刺激でした。自分の出展とそれらの方々の出展の間に感じる明確な差は何かと考えるなかで、アートや研究と向き合うこと、長期的に複雑かつ何かを成し遂げることに時間のかかる領域に自分なりの価値を見出し取り組むこと、そしてそれを行なっていた彼らがくれるワクワク感や希望、かっこよさにたくさんのものを学びました。そして自分もそうありたいと思いました。もちろん自分はまだまだなのですが、その学びをきっかけに自分の行動を少しずつ変えて行きたいです。その後参加した「テクノロジーが美となるとき」という京都大学主催のアートコンテストでは、メディアアートが持つ科学と技術それぞれの要素を徹底的に考え向き合うことを心掛け、結果的に優勝することができ、来年にアメリカ・ニューヨークで展示できる機会をいただきました。他にも来年は京都各地の商店街での展示が決まっています。これからも2040クエストでの学びは忘れず、長い時間をかけて成長していきたいと思います。自分自身の実践、成長の場として2040独立自尊プロジェクトに今も沢山助けられています。

過去に作った作品、自分のメディア空間に対する思いをプラトンのイデア論を見立てながら表現した。

私が思う、理想の2040年

2040年になるとき、私は38歳です。そして私が思う理想の2040年は、自分が幸せであることです。しかしこれは、私だけが幸せであるというわけではありません。それぞれ一人一人が幸せになっていけば、きっとそれは連鎖していきます。何かの抽象的な法則や概念が世の中を動かしているわけではなく、たくさんの具体から傾向や法則を見出しているだけだと考えています。世界平和だからあなたが幸せになるのではなく、あなたが幸せであること、それを80億人分繰り返すと世界平和になるのです。その過程でもちろん環境問題や、経済のあれこれなど大きな課題にアプローチしていくことは大切ですが、まずはあなたがあなたを幸せにすることを忘れないようにして欲しいと思います。これが今、私が私の経験から思うことです。そして私はメディア技術にこれからもじっくり向き合っていき、自分、そしていつか他人を幸せにしたいと考えています。最後に、2040独立自尊プロジェクトの方々には大変お世話になりました、今の自分はこのプロジェクトで得たたくさんの学びや勇気なしではあり得なかったと思います。最大限の感謝と共に、この文章を終えたいと思います。


Tags: #2040年問題#2040独立自尊プロジェクト#KGRI#Z世代#大学生#慶應義塾大学#超高齢社会

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