2040独立自尊プロジェクト<安全>プラットフォームと『2040年問題』の研究者は「情報的健康プロジェクト」に参加し,アテンションエコノミーへの対抗策として「情報的健康」を提唱して研究をすすめてきました。2024年3月26日,その成果シンポジウムを開催します。
「情報的健康」プロジェクトとは、2040独立自尊プロジェクト<安全>プラットフォームと『2040年問題』内に発足した「情報的健康サブプロジェクト」の研究者を中心メンバーに含む、慶應義塾内外の研究者で結成されたプロジェクトです。情報的健康については〈こちら〉もご覧ください。
- 日時:2024年3月26日(火) 10:30~18:40 (開場10:00)
- 会場:慶應義塾大学三田キャンパス 北館ホール ※途中入退場自由
- 対象:どなたでも(要事前登録)
- 同時配信:あり
- 言語:日本語
- 参加費:無料
- 事前登録:こちらからお申込みください(3月25日まで。定員に達し次第受付終了 )
- イベントポスターは こちら
【共催】
・慶應義塾大学グローバルリサーチインスティテュート(KGRI)
・「情報的健康」プロジェクト
【後援】
・オリジネーター・プロファイル技術研究組合
・計算社会科学会
・人工知能学会
・JSPS 課題設定による先導的人文学・社会科学研究推進事業「偽情報と政治的分断に関する東アジア諸国を中心とした包括的研究」(研究代表者:粕谷 祐子)
※このシンポジウムは、JST-RISTEX『SDGsの達成に向けた共創的研究開発プログラム』「可視化によるトラスト形成:パーソナライズされたデジタル情報空間のリテラシー教育(研究代表者:鳥海 不二夫)」の支援のもと開催いたします。
【開催趣旨】
アテンションエコノミーの暗翳が、言論空間に覆い被さっている。我々は、2022年1月、共同提言「健全な言論プラットフォームに向けて-デジタル・ダイエット宣言 ver.1.0」を発表し、アテンションエコノミーへの対抗策として、「情報的健康」というコンセプトを打ち出した。また、2023年5月には、共同提言「健全な⾔論プラットフォームに向けて ver2.0―情報的健康を、実装へ」を発表し、「情報的健康」の概念をより包摂的なものにするとともに、「情報的健康」の実装に向けた具体的な取り組みを示した。
「情報的健康」プロジェクトの発足から2年が経過している現在、「情報的健康」に関する研究や各社の取り組みは加速度的に増加しつつある。本シンポジウムでは、研究等の紹介、講演やパネルディスカッションを通じて、現代の言論空間の課題や「情報的健康」の現状を皆様と共有したい。また、さまざまな分野の研究者や言論空間に関するステークホルダーをお招きし、学際的・分野横断的に議論することを通じて、「情報的健康」の実装を促進し、総合知を結集して健全な言論空間を創出する契機としたい。
【プログラム】(敬称略)
総合司会:
大木 咲貴子(東京大学大学院法学政治学研究科法曹養成専攻専門職学位課程)
<第一部>
■10:30 開会挨拶
駒村 圭吾(慶應義塾大学法学部教授)
■10:40 趣旨説明
山本 龍彦(慶應義塾大学大学院法務研究科教授/KGRI副所長)
■10:50 共同提言の紹介
鳥海 不二夫(東京大学大学院工学系研究科教授)
■11:05 研究・取り組みの紹介(順不同)
山口 真一(国際大学グローバル・コミュニケーション・センター准教授/主幹研究員)
高口 鉄平(静岡大学情報学部教授)
林 秀弥(名古屋大学大学院法学研究科教授)
鈴木 雄也(日本経済新聞社)
松尾 剛(一般財団法人NHK財団シニア・アナウンサー)※インフォメーション・ヘルスAWARD2024
森田 純哉(静岡大学情報学部教授)
■12:25 講演
森田 倫子(国立国会図書館調査及び立法考査局文教科学技術調査室主任(専門調査員))
「参考情報提供:健康的な食に関するリテラシー教育―食育のあとさきと表示関係を中心に―」
<第二部>
■14:00 パネルディスカッション①「情報的健康の実装とリテラシー」
パネリスト:
宇田川 敦史(武蔵大学社会学部准教授)
高口 鉄平(静岡大学情報学部教授)
本田 秀仁(追手門学院大学心理学部准教授)
山口 真一(国際大学グローバル・コミュニケーション・センター准教授/主幹研究員)
モデレータ:
鳥海 不二夫(東京大学大学院工学系研究科教授)
■15:30 パネルディスカッション② 「情報空間とメディア」
パネリスト:
海谷 道隆(読売新聞東京本社編集局政治部)
クロサカ タツヤ(慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科特任准教授/オリジネーター・プロファイル技術研究組合事務局長)
堀 潤(ジャーナリスト/株式会社わたしをことばにする研究所代表)
籔内 潤也(NHK報道局ネットワーク報道部)
吉田 奨(一般社団法人セーファー・インターネット協会専務理事)
モデレータ:
水谷 瑛嗣郎(関西大学社会学部准教授)
■17:00 パネルディスカッション③ 「『認知』・生成AIと情報的健康」
パネリスト:
小久保 智淳(慶應義塾大学大学院法学研究科後期博士課程/研究員)
平 和博(桜美林大学リベラルアーツ学群教授)
鳥海 不二夫(東京大学大学院工学系研究科教授)
三浦 麻子(大阪大学大学院人間科学研究科教授)
モデレータ:
山本 龍彦(慶應義塾大学大学院法務研究科教授/KGRI副所長)
■18:30 閉会挨拶
村井 純(慶應義塾大学教授)
【問い合わせ】
「情報的健康」プロジェクト事務局
窓口担当者名:相馬 諒太郎
メールアドレス:ryotarosoma[@]keio.jp([ ]は除いてください)