オフィスで働く人のつらさを察してケアしてくれる「おせっかいオフィス」プロジェクト始動!オフィスでの働きやすいウェルビーイングな環境を作るための新サービス&プロダクトを生み出すオープンイノベーションの場の創造を目指しています。実証実験を一緒に進める仲間を大募集!
参加申し込みはこちら→https://keio2040-community-5.peatix.com/view
2040年の日本の高齢者人口は約4,000万人に達する見込みとされ、日本は世界に類を見ない超高齢社会を迎えます。労働人口の急激な減少、被介護者の増加、社会保障費の増大など、さまざまな社会課題の深刻化により、このままでは日本の社会が立ち行かなくなることが予想されます。そこで、最先端の研究に取り組む研究者、新たな事業を世に生み出す産業界、そして未来の担い手である学生がタッグを組み、2040年をアップデートするために立ち上がったコミュニティが“2040独立自尊プロジェクト“です。
仕事が多すぎて・・,腰が痛くて・・,生理が重くて・・,家族と喧嘩してしまって・・・。働く人は皆,多かれ少なかれつらさを抱えています。でも「私つらいんです!」とはなかなか訴えづらいですよね。そんなあなたのつらさを誰かが察してくれて,チームメンバーに「今,チーム全体がしんどい状況だから,お互いにもっと気遣いあおう!」と名指しはせずに言ってくれたら。そんな優しい働く環境を作ってくれるのが「おせっかいオフィス」です。
慶應義塾大学グローバルリサーチインスティテュート(KGRI)では,人々がもっと生きやすくなるために,生活環境が一人一人の都合に合わせて変化してくれる世界の実現を目指しています。その手始めに,オフィスを対象として,働きやすいウェルビーイングな環境を作る試みを始めます!私たちは,センシング/モニタリング,データ分析,注意喚起,ケアサービスの組み合わせで,「おせっかい」を実現することができるのではと考えています。例えば,表情データを読み取り,データ分析からつらさを検出し,チームメンバーに「誰かつらさを抱えた人がいますよ」と,やんわりと音や香りで注意を促す。そして,つらさを和らげるケアサービスも提供される。そんな具合です。いろいろな企業さんや研究者たちと一緒に,どんな技術やサービスを組み合わせたら効果的な「おせっかい」を生み出せるかを確かめるためのプロトタイプ実証実験を準備中です。
今回のイベントでは,本プロジェクトに参加表明したスタートアップや研究者がオフィスでの「おせっかい」にどう関わることができるかを紹介します!只今,一緒におせっかい環境を作っていきたいという仲間を大募集しています。ぜひCIC Tokyo & オンラインでご参加ください!
【開催概要】
日時:2023年4月25日(火)18:00~20:00(受付開始:17:30、受付終了:19:30)
会場:CIC Tokyo(東京都港区虎ノ門1-17-1 虎ノ門ヒルズビジネスタワー15階) & オンライン
※入館方法は参加者の方に別途ご連絡いたします。
※感染症拡大状況により開催形態が変更になることがあります。
【タイムテーブル】
18:00 – 18:10 Opening Remarks: 2040独立自尊プロジェクトについて
- 浅井 誠氏 / 株式会社アークレブ 代表取締役社長CEO&共同創業者、慶應義塾大学グローバルリサーチインスティチュート 特任教授
18:10 – 18:25 Information:慶應義塾大学 x 三菱地所:みなとみらいおせっかいオフィスプロジェクトについて
- 鳥谷 真佐子 氏 / 慶應義塾大学 グローバルリサーチインスティテュート 特任教授
18:25 – 19:25 Pitch: おせっかいオフィス実現に向けたソリューションを持つスタートアップピッチ!
- 伊藤 幸彦 氏 / 株式会社GOYOH 代表取締役
- 高野 渉 氏 / 大阪大学 数理・データ科学教育研究センター 特任教授
- 木村 晋太郎 氏 / DXYZ株式会社 取締役社長
- 神谷 渉三 氏 / 株式会社I’mbesideyou Founder&CEO
- Coming Soon!
19:25 – 19:35 Feedback & Input session:過ごしやすいオフィスの環境づくりとは?
- 林 正剛 氏 / オリエンタル技研工業株式会社 代表取締役社長・CEO/クリエイティブディレクター
19:35 – 19:40 Closing & Q&A:プロジェクトへの参加や今後の取り組み紹介
- 鳥谷 真佐子 氏 / 慶應義塾大学 グローバルリサーチインスティテュート 特任教授
19:40 - Networking
【登壇者(Pitch)】
伊藤 幸彦 氏 / 株式会社GOYOH 代表取締役
2006年に23歳でニューヨークにて不動産への投資・ 運営会社を起業。以来、グローバルな機関投資家、投資ファンド、超富裕層などが求める、不動産のソフト価値を最大化するソリューションを提供する。2018年、不動産テック事業に特化したスタートアップ(株)GOYOHを創業。 グローバル投資家の視点からのESGによる不動産のソフト価値と社会的インパクトを追求するサービス「EaSyGo」サービスを展開する。
高野 渉 氏 / 大阪大学 数理・データ科学教育研究センター特任教授
1999年京都大学工学部物理工学科卒業、2001年同大学大学院工学研究科修士課程修了、06年東京大学大学院情報理工学系研究科博士課程修了、06年同研究科特任助教、07年助教、09年講師、15年准教授を経て17年より現職。10年科学技術振興機構さきがけ研究員を兼任。 日本人工知能学会論文賞、ロボット学会研究奨励賞などを受賞。文部科学省”スキームD”2022年度 University Pitch and Conference ピッチ・アクター。 「動き」と「言語」を結びつける計算論を開発し、ヒューマノイドロボット(人工知能)研究に取り組む。人の言語をロボットが理解し、動作に変換する。あるいは、人の動きをロボットが観察して記憶し、言語化する。これまでのロボット研究とは一線を画した言語と動きを連動させる取り組みから、より人間に近い自然な動きを再現することを目指す。
木村 晋太郎 氏 / DXYZ株式会社 取締役社長
大学在学中にシリコンバレーベンチャーに出資・インターンを経験後、三井物産株式会社 ICT事業本部に入社。 サイバーセキュリティ企業への出資やイスラエルとの新規事業開発に従事。その後、物流向けDXサービスの立上げを実施。 顔認証プラットフォーム事業のローンチに向けて、DXYZ株式会社に参画し、2021年4月に取締役社長に就任。
神谷 渉三 氏 / 株式会社I’mbesideyou Founder&CEO
株式会社I’mbesideyou代表取締役社長。 神戸大学経済学部卒。NTTDATAで複数Saas立上・統括。NTTDocomoでジモティー出資等をリード。経産省「始動」2017SV選抜、2018優秀賞。TimeLeap Academy創業メンバー。大企業挑戦者支援プログラム「CHANGE」講師・メンター。I’mbesideyouではSXSWファイナリスト選出、国際特許171件出願、インド工科大学・インド経営大学院から10,000名超のインターン応募獲得などグローバルに事業を展開している。
【登壇者(Feedback & Input session)】
林 正剛 氏 / オリエンタル技研工業株式会社 代表取締役社長・CEO/クリエイティブディレクター, プラナス株式会社 代表取締役社長・CEO/クリエイティブディレクター, studio O+P 株式会社 代表, ウェストジャパン芸術振興協会 理事
1972 年生まれ。97 年米美大グラフィックデザイン科卒業後、広告企画制作会社にて企業の CI/VI、広告制作に従事。のちにオリエンタル技研工業に入社後、建築の道を志し米建築家 KenKornberg 氏に師事し日本事務所設立。2002 年プラナス株式会社発足(旧会社より改名・改組)同社代表取締役社長。2020 年オリエンタル技研工業株式会社代表取締役社長。グッドデザイン賞、AACA 賞、日経ニューオフィス推進賞、中部建築賞、富山県建築賞、すかまち街景観デザイン賞、DSA 日本空間デザイン賞、他受賞多数。
【登壇者(Information/Closing & Q&A】
鳥谷 真佐子 氏 / 慶應義塾大学 グローバルリサーチインスティテュート 特任教授
大阪大学大学院医学系研究科博士後期課程修了、博士(医学)。ユーフォリアスポーツ科学研究所副所長。専門はシステムズエンジニアリングを活用した新規事業デザイン,社会システムデザイン,科学技術イノベーション政策研究。
[研究分野] 慶應義塾大学KGRI2040独立自尊プロジェクト-健康寿命延伸プロジェクトサブリーダーとして,健康寿命延伸を目指す研究プロジェクト群のマネジメントを行う。ヘルスケア分野における既存研究・ビジネスの分析から新規領域を見出し,新たなヘルスケアサービス・社会システムの提案,実装に向けた研究を進めている。
【登壇者(Opening Remarks)】
浅井 誠 氏 / 慶應義塾大学グローバルリサーチインスティテュート 特任教授
1981年生まれ。2009年慶應義塾大学大学院後期博士課程修了。博士(工学)。その後、コロンビア大学研究員としてニューヨークで研究生活を送る。専門はソフトマター(柔らかい物質群の総称)の自己組織化現象。柔らかさに起因するエントロピー誘起の相互作用は生命現象を司る様々な自己組織化現象を解く鍵であり、そこから生まれる新しいソフトマター工学の創成を目指す。コロンビア大学時代に若手研究者の会を運営し、これまでに5000人以上の参加者を集め、世界中に広がる学際的な研究者ネットワークを作る。世界最高峰の大学のダイナミズムを肌で感じるうちに、日本のアカデミアに強い危機感を持つようになり、100年先を見据えたテクノロジーを日本から発信するべく新しい産学連携の仕組みづくりを目指してアークレブ創業に至る。2020年からは超有望若手研究者集団AASN(アークレブ・アカデミア・ストラテジスト・ネットワーク)の代表研究者を務める。2021年より慶應義塾大学の30代の特任教授として着任。2021年4月より2040独立自尊プロジェクト内で自身の研究領域をコアにした革新的ソフトマター統合プロジェクト(RISΣ)を立ち上げ、研究統括を務める。
【主催】
慶應義塾大学グローバルリサーチインスティテュート(KGRI: Keio University Global Research Institute)
独立自尊プロジェクトについて
慶應義塾大学では現在、高度で学際的・国際的な教育・研究活動を行うべく「長寿」「安全」「創造」という3つのクラスターに様々な資源を集中しています。KGRIは2016年11月に、大学のグローバル化をより一層推進するための基盤として設置された組織です。本学が集中する3つのクラスターにおける研究活動をさらに前進させ、その成果を広く国際的に発信することを目的としています。
その活動の一環として、2021年4月から「2040独立自尊プロジェクト」を設置し、超高齢社会における持続可能で幸福な社会の仕組みについて提言していきます。
CIC Tokyo
CIC Tokyoは、2020年10月1日に虎ノ門ヒルズビジネスタワーの15階と16階(合計約6,000平米)にオープンした、国内最大級のイノベーションセンターであり、スタートアップ(起業間もない、急成長を目指す企業)を中心に250社以上の企業や団体が入居できる広大なワークスペースと、ビジネスの成長とグローバル展開を加速するためのコミュニティやサービスを提供します。
CIC Tokyoに入居するスタートアップ企業は、自由な雰囲気の中、オフィススペースや多彩な共用スペースが利用可能です。加えて、イノベーションコミュニティへの様々な形での参画が可能となり、エコシステム内のキープレイヤーと新たな関係性を構築することができます。また、CIC Tokyoをゲートウェイとして、グローバル拠点へのアクセスが容易になります。CIC Tokyoでは2020年10月のオープン以降スタートアップやオープンイノベーションに関係のある200件を超える様々なイベントを開催しており、多くの方が集う場所になっています。